公開日 2021年5月27日 最終更新日 2024年8月14日
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ご覧いただきありがとうございます。
このサイトにたどり着いたということは、FP1級技能士に興味をお持ちの方ですよね。
であれば、興味を持って2級、3級を受験する時みたいに、本屋さんに行ったり、インターネットで調べたり、専門学校のコースを見たりと情報収集しているかと思いますが、実際の感想はいかがでしょうか?
参考書や問題集……… 少なすぎる! 在庫が無い!
専門学校の金額が……… 高すぎる!
問題集をパラパラとめくってみると……… 難しすぎる!
などなど、今まで合格してきた2級、3級に比べて教材や情報量の少なさに驚かれたのではないでしょうか?
そんな未知の世界のFP1級技能士です「やっぱりやめておこうかなぁ」と思う気持ちもわからなくはありません。
多くの方は、この時点で断念します。
途中で断念するケースは、データにも表れていて、
きんざいのホームページによると、FP1級技能士の受験資格でもあるFP2級の合格者は、毎年25,000人合格。
1級学科の受験者数は、毎回5,000人〜7,000人。
複数回受験している受験者も多く、感覚的には2級合格後すぐに1級を受験するのは10%ぐらいという気がします。
しかも、FP1級学科試験の合格率は10%程度です。
参考までに過去、最低だった学科の合格率は2016年9月の試験で、なんと4.8%でした!
このようにチラ見しただけでは難しそうに見えるFP1級試験も、腰を据えて取り組んでみると全く太刀打ちできない代物ではありません。
勉強のセンスだとか、高速回転する頭脳も必要ありません。
ただ必要なことは、丹念に反復練習することです! それができれば必ず合格ラインに達することができます!
なぜなら、FP1級試験は検定試験だからです。
検定試験とは「到達度」を問うものであり、誰かと競うものではありません。あるラインまで勉強して身につけば必ず合格します。
丹念に反復練習することが合格への近道ですが、練習方法が間違っていては合格への道も険しくなります。
そこで、合格を目指す方の心強い相棒となるテキストと問題集を紹介します。
2023年4月1日に、金融財政事情研究会がきんざいと経営統合したために、きんざいが制作していたFP受験対策本は、今後制作しないとのことです。
では、テキストは何を買ったらいいのか?
きんざいが制作していたFP受検対策に関する書籍は、今後制作・販売されません。
そこで、僕が実技試験対策本のKindle版とセット版を制作しました。
動画で学習したい場合は、「FP1級実技試験完全ガイド」と「過去問解説」がセットになった「FP1級実技試験対策講座」がお薦めです。
全国の金融機関でFP受検研修に使用されています。受検指導に精通した講師陣による、FP技能検定1級合格に必須の全6課目の項目を厳選したテキストです。
【梶谷美果監修、ほんださん特別協力の強力タッグ】
1級FP技能士(学科)合格テキスト、1,000ワード超の索引で学習効率アップ対策問題集の監修者で20年以上のFP講師歴を誇る梶谷美果の監修に加え、2024年度版から新たに、FP業界トップとなる18万人超のYouTubeチャンネル登録者数を有する「ほんださん」(本多遼太朗)が特別協力してお届けする、FP1級学科試験対策の決定版です!出典:Amazon商品ページより抜粋
- この1冊だけで、1級学科試験の合格レベルの知識をインプットすることができるよう、長年、FP1級学科試験受検対策の研修講師を経験している者たちが知恵を出し合って、工夫して執筆しました。
- この試験では、いわゆる超難問も出題されますが、そのような問題すべてに正解するための学習は必要なく、定番問題やその類題を確実に正解できるような学習をすることが合格の秘訣であり、その点を重視したのが本書です。
- 定番問題には、「応用編」だけでなく「基礎編」でも計算問題が多くみられます。本書では、インプット学習だけではなく、知識を学んだすぐ後にアウトプット学習ができるよう、計算例や「応用編」対策としての計算問題を数多く盛り込みました。
- 本書と合わせて、『受検対策講義映像』『対策問題集』『対策模擬試験(基礎編・応用編)』を活用されることをお薦めします。
合格ターゲットと同じく2023年4月1日に、金融財政事情研究会がきんざいと経営統合したために、きんざいが制作していたFP受験対策本は、今後制作されないので精選問題解説集も販売されません。
では、問題集は何を買ったらいいのか?
全国の金融機関のFP受検研修で教材として使用されています。過去の出題問題から厳選した問題に手を加え、詳しい解説付きで掲載しています。効率的な学習が可能です。
出典:Amazon商品ページより抜粋
- 本書『1級FP技能⼠(学科)対策問題集』は、『1級FP技能⼠(学科)合格テキスト』で学習した知識を、効果的にアウトプットできるように編集しています。
- 過去に出題された本試験問題を徹底的に分析し、受検⽣がぜひ解けるようにしておきたい問題を厳選しました。
- 本書とテキストを何往復もすることで、知識や問題の解法が定着して理解度が増していきます。
- 本試験では、名称の意味とは異なり、「基礎編」の⽅が難易度は⾼く、「応⽤編」の⽅が難易度は低くなっているため、「応⽤編」で⾼得点を獲得しなければなりません。そのためには、本書において分野ごとにまず先に「応⽤編」の問題から解いて、マスターしていくことをお勧めします。
ん〜。テキストや問題集を眺めてみるとFP1級合格までの道は険しそうですね。
けど、安心してください。もう一冊問題集を紹介します。
2025年5月試験まで対応
「サラっと読めてじっくりわかる」がテーマの、合格に必要な知識をすべて盛り込んだ1級基本書の決定版です。
「苦手」をなくして「とける!」を増やす、学科用の問題集
内容は、一つの過去問を分解したもの、学科応用編や実技試験の問題を学科試験向けに、四択に仕立て直して出題している問題もあります。
重要なところや、わかりにくいところを分解して出題することで、重要ポイントの解説を充実させているので、難所理解や弱点克服に使えます。
ビジネス教育出版の問題集の方が難しく感じますが、それはこういう点が理由です。
学習初期の段階ではビジネス教育出版よりも、合格トレーニングの方が取り組みやすい問題集です。
学科試験を合格してもFP試験は終わりません。
FP1級技能士の称号を得られるのは、実技試験に合格しなければなりません。
実技試験は、FP協会が実施する筆記試験と、きんざいが主催する面接試験があります。
私は、きんざいの面接試験を受験したので、ここでは面接試験対策のテキストを紹介します。
2023年4月1日に、金融財政事情研究会がきんざいと経営統合したために、きんざいが制作していたFP受験対策本は、今後制作されないので実技試験対策本もきんざいからは発売されません。
そこで、僕が実技試験対策本のKindle版とセット版を制作しました。
実際に実技試験を受験した際の経験と受験経験者の意見をもとに、実技試験の傾向と対策をまとめました。
2023年度試験や改正を反映しさらにボリュームアップ
実技試験対策として、不動産分野や相続・事業承継分野の学習が必要です。
FP試験の中でも、苦手としている人が多い分野ですが、本書では過去問を分析し、頻出テーマに絞って解説しています。
実技試験は面接形式で行われます。
FP1級実技試験を難しくしている要因の一つに、面接試験だということがあります。
学科試験は問題を熟読し考えて解答する、もしくは、わからない問題は飛ばすこともできます。
面接試験は「質問されたことを答える」
考える時間は一瞬で、わからない問題を飛ばして最後に答えることもできません。
情報量も少なく不安なことが多いFP1級実技試験。しっかりと対策をしなければ5人に1人の不合格者になってしまいます。
受験料も高額です。
2022年度から実技試験の受験料が25,000円から28,000円に値上げされました。
受験会場も少ないため(なぜか西日本に受験会場が集中しています)交通費や宿泊を含めた受験費用は10万円を超える場合もあります。
難関の学科試験を突破し、それなりの支出をして適当に勉強して受験するのはもったいないですよね。
「実技試験ってどんな試験?」
「面接って何を聞かれるの?」
「何を採点されるの?」
「勉強方法は?」
「試験はスーツ?」
FP1級の学科試験を合格した方から、このような声をたくさんいただきます。
実技試験は面接形式で行われます。
学科試験で身につけた知識はもちろんのこと、問題点の把握、論理的な説明、わかりやすく説得力のある話し方、そして、質問者とのコミュニケーション能力が重要です。
本書では、実技試験の試験体験をもとに、過去の設例を分析・検討し、実技試験で重要な自分の言葉で相手に説明することや、面接試験の雰囲気がイメージできるように会話形式の構成にしています。
FP1級実技試験対策本のセット版はこちらをクリック!
最後に、もう一冊。
試験対策本ではありませんが、実技試験対策としてイメージを掴むのに最適なのがこちらの、「2023年度版 FP提案力の強化書」です。
最善の提案に必要なFPの知識がこの1冊に
FP活動に必須の実務知識をQ&Aで解説よくある質問・相談事例約200を厳選
個人事業主、地主、中小企業オーナー、同族会社との取引を進めるうえで、よくある質問・相談事例約200を厳選。Q&Aと「FP推進のポイント」をわかりやすく解説しています。顧客層別に総合提案のポイントを解説
プロローグとして顧客層別のプロフィールを掲載。顧客の資産背景やニーズなどの特徴を解説しているので、顧客層別に総合提案のポイントが把握できます。最新の2023年度版
出典:KINZAIストア
税制改正新旧対照表を巻末に収録した最新版。ファイナンシャル・プランニングの実践活動の手引となるとともに、ファイナンシャル・プランニング技能検定1級試験合格後のフォロー教材としても最適です。
実技試験の主な出題分野は「不動産」と「相続・事業承継」です。
最近の設例をみてみると、事業承継の設例ではM&Aや医療法人など、学科試験であまり出題されることのない設例が目立ちます。
実務経験が豊富な方はイメージしやすいと思いますが、経験がないと何の話をしているのかよくわかりません。
本書の説明文にもあるように、合格後のフォロー教材としても使える一冊です。
毎年3月に発売されているみたいなので、最新版が欲しい方はチェックしてみてください。
きんざいが制作していたFP受検対策に関する書籍は、今後制作・販売されません。
そこで、僕が実技試験対策本のKindle版とセット版を制作しました。
動画で学習したい場合は、「FP1級実技試験完全ガイド」と「過去問解説」がセットになった「FP1級実技試験対策講座」がお薦めです。
いかがでしたでしょうか?
FP1級試験は、本当に情報量が少なく、本屋さんでテキストや問題集を探しても在庫がなく、立ち読みして内容を確認することができません。
一冊の値段もなかなかしますし、気軽に何冊も買い替えるのも勿体ないですよね。
2級・3級試験のように「勉強しなくても経験や常識で解ける」レベルの問題はほとんど出題されません。FP1級試験は問題演習量が大きくものをいいます。
ぜひご自身の目で確認してみてはいかがでしょうか。
そして、学科試験合格後は実技試験が待っています。
実技試験は、さらに情報量が少ないので合格率は高いとはいえ、しっかり準備して臨む必要があります。
実際、会場にいる人の2、3人は不合格になります。
合格発表を待たずに、早めの準備をお勧めします。
ご質問やご意見、間違っている箇所等ございましたら、コメント欄、お問い合わせページ、Twitterにてお知らせください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。この記事が、FP1級技能士試験のご参考になれば幸いです。