卓也さんは、将来マンションを購入した後、地震保険を契約することを考えており、FPの加瀬さんに相談をした。地震保険に関する加瀬さんが行った次の(ア)~(エ)の説明のうち、適切なものには○、不適切なものには×を解答欄に記入しなさい。
FP技能検定の試験問題の利用について 出典:日本FP協会 ファイナンシャル・プランニング技能検定 1級実技試験(資産設計提案業務)2024年9月8日
地震保険に関する問題です。
答え (ア)×
地震保険では、建物の構造や所在地などによる地震リスクの差異に応じた区分を設けており、建物や地域によって保険料率が異なります。
答え (イ)×
地震保険は、損害保険会社が負う地震保険責任の一部を、政府が再保険により引き受けることで成り立っています。
答え (ウ)×
「全損」は契約金額の100%、「大半損」は契約金額の60%、「小半損」は契約金額の30%、「一部損」は契約金額の5%の保険金が支払われます。なお、損害が「一部損」に至らない場合や、門、塀、垣のみの損害の場合などは、保険金は支払われません。
答え (エ)○
住宅が「免震建築物割引」「耐震等級割引」「耐震診断割引」「建築年割引」のいずれかの要件に該当する場合には、地震保険の保険料に10%~50%の割引が適用されます。
・免震建築物割引:50%
・耐震等級割引
耐震等級3:50%
耐震等級2:30%
耐震等級1:10%
・耐震診断割引:10%
・建築年割引:10%
答え (ア)× (イ)× (ウ)× (エ)○