健一さんは、遠方に住んでいる両親に介護が必要となった場合は、自身が介護しなければならないと考えている。仕事と介護の両立のための制度に関する下記<資料>の空欄(ア)~(ウ)にあてはまる語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。なお、問題作成の都合上、一部を「***」にしてある。
<資料>
~ 仕事と介護の両立のための制度 ~ 育児・介護休業法で定められた制度について一部紹介します。介護休業の期間は、「自分が介護を行う期間」というだけでなく、「仕事と介護を両立させる体制を整えるための期間」としても位置づけられます。介護休業期間を、介護保険サービスを受けるための準備期間としても活用し、家族の介護をしながら仕事を継続できる体制を整えていきましょう。
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FP技能検定の試験問題の利用について 出典:日本FP協会 ファイナンシャル・プランニング技能検定 1級実技試験(資産設計提案業務)2024年9月8日
仕事と介護の両立のための制度に関する問題です。
答え 3.(ア)93日 (イ) 5日 (ウ)3年
(ア)93日
介護休業制度では、対象家族1人につき3回まで、通算93日まで休業できます。
(イ)5日
介護休暇制度では、対象家族が1人の場合は、年5日まで。対象家族が2人以上の場合は、年10日まで休暇を取得できます。
(ウ)3年
介護のための短時間勤務等の制度とは、労働者が要介護状態にある対象家族を介護するための、所定労働時間の短縮等の措置のことです。
短時間勤務の制度、フレックスタイム制度、時差出勤の制度、労働者が利用する介護サービスの費用の助成その他これに準ずる制度のいずれかを、対象家族1人につき、利用開始の日から連続する3年以上の期間で2回以上利用可能な制度を設ける必要があります。
答え 3.(ア)93日 (イ) 5日 (ウ)3年