公開日 2021年4月8日 最終更新日 2026年4月23日
FP1級学科試験に合格された方、おめでとうございます。
学科試験の次は、最後の難関実技試験です。
合格率1割の難関試験を突破された方なので合格率8割の実技試験は問題ないとは思いますが、油断していると2割の不合格者になってしまいます。
この記事では、私が実践した勉強方法についてご紹介します。
これからFP1級試験を受験する方はぜひ参考にしてください。
目次
FP1級の実技試験には、「きんざい(資産相談業務)」と「FP協会(資産設計提案業務)」の2種類があります。きんざいの試験は、2つの「設例」に基づき、現役の専門家2名を相手にする対面式の面接試験です。
【注意】遠方の方は「前泊」を強く推奨します
私は長崎からの受験だったため、試験場所である福岡へは前日に乗り込みました。
面接は朝から行われる場合もあり、移動の疲れや電車の遅延は最大の敵です。
心に余裕を持つためにも、前泊を含めたスケジュール管理が最初の試験対策と言えます。
実技試験は口頭試問方式で審査され、設例課題に基づく面接により、ファイナンシャル・プランナーに求められる技能を審査します。
学科試験との違いは、ファイナンシャル・プランナーに求められる技能を審査しますとあらましに記載があるように、知識レベルがFP1級相当であることはもちろん、その知識を審査委員(お客様)に正確にアウトプットできるかという点ではないでしょうか。
「知っている」だけではなく「伝える、伝わった」というスキルが必要になります。
試験項目は、学科試験でいうE. 分野の不動産(Part 2)とF. 分野の相続・事業承継(Part 1)からの出題が主な項目ですが、株式投資に興味があるので説明して欲しいとか、ふるさと納税について説明して欲しいなど、他の分野からの質問もあるので学科試験時の知識レベルはキープしておきたいところです。
Part 1、Part 2とも各100点の200点満点で、合計120点以上が合格となりますが、それぞれの試験でも「A.顧客の問題点の把握(40点)」「B.問題解決策の検討分析(60点)」「C.顧客の側に立った対応(60点)」「D.FP倫理と法令遵守(40点)」の4項目に分かれて配点されます。
実技試験は1日だけの開催ではなく、2週にわたって土日に開催され合計4日のうちのどれか1日が受験日となります。もちろん試験内容は受験日ごとに違うので当日になってみないとわかりません。情報漏洩を防ぐために受験が終了してもSNSなどにアップすることはしないようにと注意がありました。
試験は1日2組の午前(集合時間9:50)と午後(集合時間13:00)に分かれて実施されます。私は午前の部でしたが9:30ぐらいに会場に着くとすでに多くの方がロビーに集合されていました。
私が受験した日は7~9名ぐらいを1組としたグループが4グループ作られ、それぞれのグループでさらにPart 1から始めるグループとPart 2から始めるグループに分けられました。
私の受験番号は末尾が4番だったので1番目じゃないなと予想していたのですが、まさかの2グループの先頭になってしまいましたが、振り返るとトップバッターの方が緊張せずに良かったのかなとも思います。

試験直前、15分間の「設例読み取り時間」があります。
私はここで、覚えている知識をすべて余白に書き出す作戦を立てていました。実際には15分は意外と長く、慌ててメモしなくても落ち着いて構成を練る時間はあります。
待機室で最後の悪あがきをしようとノートを広げましたが、緊張で内容はほぼ頭に入りませんでした。この時間は「知識の詰め込み」よりも「呼吸を整える」ことに使うべきです。
試験会場は2月でもスーツ一択。入退室の挨拶、明るい笑顔、ハキハキとした受け答え……これらは「ビジネスマナー」として厳格に採点されます。
審査項目には「顧客の立場に立った対応」が含まれています。質問に完璧に答えること以上に、「このFPなら信頼して相談できるか」という印象が合否を分けます。
面接中、最も焦ったのがこの質問でした。
「用途地域が2つにまたがる土地で、ドラッグストアは建築できますか?」
知識としては「建築可能」だと分かっていましたが、試験官を前にすると自信が揺らぎました。私は迷った末、こう答えました。
「おそらく建築可能ですが、正確な判断のために、改めて関連法規を精査した上で回答させていただきます」
その場では「即答できなかった……」と後悔しましたが、結果は130点で見事合格。
実は、FPには「不確実なことを断定せず、誠実に対応する」という倫理が求められます。わからない時に適当に答えず、「調べて回答する」という姿勢は、実務においても正解なのです。
これまで受験生のバイブルだった「きんざい1級実技試験対策問題集」は、組織の統合に伴い、今後新刊が制作されないことになりました。
中古市場でも手に入りにくくなっており、最新の法改正に対応した対策が難しくなっています。
私が130点で合格した経験と、学科試験の知識を実技に繋げるノウハウを凝縮し、現在は私自身が「FP1級実技対策本」を作成・販売しています。
過去の傾向を分析し、面接で聞かれるポイントを網羅した内容になっていますので、ぜひ活用してください。
👉FP(ファイナンシャルプランナー)1級実技対策テキストの詳細はこちら
FP1級の実技試験(面接)において、最大の壁は「知識の量」ではなく、「知識を声に出して伝える力」です。
学科試験を突破した方でも、いざ目の前に試験官が座ると、頭の中にあるはずの言葉が出てこなくなることが多々あります。
これらの課題を解決し、最短ルートで合格を掴み取るために最も有効なのが「模擬面接」です。
私は現在、25年以上の顧客相談経験と、自身が130点で合格したノウハウを活かし、受験生の皆さま向けに完全オンラインの模擬面接サービスを提供しています。
「試験官に伝わる説明力」と「実務で信頼される力」を同時に磨く 本試験の形式を完全再現し、あなたの表現の癖や改善点をその場でフィードバックします。知識を「答案」にする力ではなく、「人に伝える力」を身につけることが、2割の不合格者にならないための最大の対策です。
くすもと式・模擬面接が選ばれる4つの理由
受講者の声
一人で悩む時間はもったいないです。合格を確実にし、さらにその先の「実務に強いFP」を目指したい方は、ぜひご相談ください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。この記事が、FP1級技能士試験のご参考になれば幸いです。
夜分に失礼致します。
埼玉県在住のトキ(ニックネーム)と申します。
今年で56歳になりますが、先月、FP1級学科試験を受け自己採点では合格見込みのため、実技試験の準備の一環として、合格された方の体験談を検索していたところ、先生のサイトを見つけました。
来年2月の実技試験対策を進める上で、サイトの中の必要な部分を利用させて頂こうと思います。
合格した暁には、質問内容などについて、覚えていられる範囲内で情報提供させて頂きます。
宜しくお願い致します。
コメントありがとうございます。
実技試験は情報も少なく、対策が大変だと思いますが、このサイトが少しでも受験のお役に立てれば幸いです。
面接体験談もお待ちしています。
今後とも、よろしくお願いいたします。
返信有り難うございます。
宜しくお願い致します。
先程、本サイトの『お問い合わせ』の方に、本件についての追加の内容を送信しました。
こちらは事務所のメールアドレスのようなので、業務依頼に直接関わらない内容で『不適切』ということであれば、削除して下さい。
お手数をかけますが、宜しくお願い致します。