米田さん夫婦は、FPの加瀬さんに住宅取得計画の相談をした。下記<条件>に基づく購入可能な物件価格(消費税込み)の上限を計算しなさい。なお、計算過程において円未満の端数が生じた場合は円未満を四捨五入し、住宅ローンの借入額および物件価格については10万円未満を切り捨てること。また、贈与税については考慮しないものとし、解答に当たっては、解答用紙に記載されている単位に従うこと。
<条件>
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FP技能検定の試験問題の利用について 出典:日本FP協会 ファイナンシャル・プランニング技能検定 1級実技試験(資産設計提案業務)2024年9月8日
不動産の購入可能上限額に関する問題です。
答え 3,560万円
住宅ローンの借入可能額から購入可能な物件価格の上限額を求めます。
住宅ローンの借入額については年間元利合計返済額が2023年分の卓也さんの年収の20%以内にするとあるので
年間元利合計返済額=700万円(卓也さんの2023年分給与収入)×20%
年間元利合計返済額=140万円
住宅ローンの条件は、返済月額が借入額100万円あたり3,696円なので
年間の返済額=44,352円(3,696円×12ヶ月)
年間140万円の返済額で借入できる金額の上限は
借入額の上限=140万円×100万円÷44,352円
借入額の上限=31,565,656円
借入額の上限=3,150万円(10万円未満切り捨て)
住宅購入のための諸費用もこれらの資金から充当するので、物件価格+物件価格×8%の金額を自己資金+父からの贈与+住宅ローンで準備します。
物件価格+物件価格×8%=400万円(自己資金)+300万円(卓也さんの父からの贈与)+3,150万円(住宅ローンの借入可能額)
物件価格×1.08=3,850万円
物件価格=3,850万円÷1.08
物件価格=35,648,148.1円
物件価格=3,560万円(10万円未満切り捨て)
答え 3,560万円