13 返済額軽減型の住宅ローンの繰上げ返済を行なった場合における繰上返済後の毎月の返済額 答え 3. 12万円 繰上げ返済時点での残債を知ることができれば、資本回収係数により返済額を知ることができます。 終価係数:今、手元にある元本を複利で運用すると、将来、元利合計いくらになるかを計算する 現価係数:一定期間後の目標金額を達成するために、現段階で必要な元本を計算する 年金終価係数:毎年一定額を複利運用しながら積立てた場合に、一定期間後の元利合計がいくらになるかを計算する 減債基金係数:積み立てにより将来の目標金額を達成するために、毎年の積立金額を計算する 資本回収係数:元本を取崩して一定期間均等に受け取ったり返却したりする場合の1回の金額を計算する。借入金の総額から年間の返済金額を計算する 年金現価係数:一定金額を一定の間に均等に受け取るために必要な元本を計算する。年間の返済金額から借入金の総額を計算する 繰上返済後の毎月の返済額を知るには、30年間元利均等返済した場合の毎月返済額と、繰上返済時点での残債を知る必要があります。 この場合、資本回収係数と年金現価係数を使用します。 ・資本回収係数:借入金の総額から毎月や年間の返済金額を計算 返済額=借入金額×資本回収係数 ・年金現価係数:毎月や年間の返済金額から借入金の総額を計算 残債=返済額×年金現価係数 ①30年間元利均等返済した場合の毎月返済額は資本回収係数で求めます。 ・毎月の返済額(資本回収係数) 3,600万円(借入金額)×0.00406(30年)=146,160円 ②繰上返済をしない場合の16年経過した時点での残債を年金現価係数で求めます。 ・繰上返済しない場合の残債(年金現価係数) 146,160円(返済額)×139.76821(14年)=20,428,522円(円未満四捨五入) ③300万円繰上げ返済した場合の残債 20,428,522円-300万円(繰上げ返済額)=17,428,522円 ④繰上返済後14年間の毎月返済額を資本回収係数で求めます。 ・繰上げ返済した場合の毎月返済額(資本回収係数) 17,428,522円(借入金額・残債)×0.00715(14年)=124,613.932円 =12万円(万円未満切り捨て) 答え 3. 12万円 |